タイ映画: 2008年7月アーカイブ

タイ式シネマ☆パラダイスでポンパット・ワチラバンチョン監督の「ミー・マイセルフ 私の彼の秘密」(ขอให้รักจงเจริญ)を観た。まったくの予備知識なしに観たら、タイ特有の第三の性についての映画だった。途中まではいい感じに、頬が赤く染まる様な恋愛映画だったのに、後半から重くなったというかな。

主演のアナンダ・エヴァリンハムは「心霊写真」の男前(イケメン)の人ですが、どうでもいいです。やっぱり注目すべきはヒロインのチャーヤナン・マノーマイサンティパープ Chayanan Manomaisantiphap(ฉายนันทน์ มโนมัยสันติภาพ)だから! なんかねぇ、日本で言うところのトレンディドラマの様な生活してるOLで、イベントの仕事してるんだけど、パソコンがiMacライムっていつの時代だよ!

2003年/タイ/111分/ワイズポリシー

遅ればせながら、365フィルムズ・プロダクションズのタイ映画「フェーンチャン ぼくの恋人」を観た。 今日は「ミラクル7号」に続きよく小学生ドラマを観る日だ。この映画、好きな女の子でもキライと言ってしまいがちな小学生男子心を描いたノスタルジックな良作だった。うちの子と一緒に観たかったが、何故か日本語吹き替えが無かった。それでも見入っていたが。でもな、そこらへんしっかりしないと、コドモの心をしっかり掴まないと、タイ映画の未来にかかって来るんじゃないの? >日本の配給の人。小学生の時に香港映画にはまって、こんな大人になったオレに言わせてもらえば、な。

2006年/タイ/カラー/106分/

タイ映画「マーキュリーマン」を観た。

ズバッと言わせてもらうと、ヒーローが登場するまでが長い! 「バットマン・ビギンズ」並にどうやってヒーローが誕生したか描きすぎ。もっと端折るのが今風じゃないだろうか。だって、護符のパワーを身につけてから、図書館で研究しだしたり、瞑想したり、まじめに描き過ぎ。

あとスパイダーマン意識しすぎ。消防署の上司の台詞とか、壁の「HI SPIDY」の落書きとか、あざとい。そのくせ顔はSPAWNみたいだしな。あと唐突にヒーローとしての技を見せつけられるんだけど、手から出るエフェクトでバスとか動かしたり、飛んだり。あれって磁力? 事前にそんな説明あったっけ? マーキュリーって水銀? なんかさ、強いのはわかるけど、太陽の護符のパワーが何なのか良くわからないのです。太陽で水銀で磁石?

そのくせ、いきなり敵に弱点を見つけられ、超人パワーが無能になるシーンがあって、何でだと思う? それはマーキュリーマンって、本職は熱血消防士なんだけど、超人パワーが無くても普通に強いワケ。だから、素の人間としてのムエタイアクションの見せ場が欲しかったわけよ。だけど、マーキュリーマンのマスク着て、ムエタイアクションしてるわけだから、スタントマンがアクションしてるんだろ的な視点でしか見れなくて、残念でした。

とか言いつつ、ムエタイアクションはまだまだ新鮮だわ。タイ映画さん、がんばって下さい。

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