tigeronbeat: 2007年8月アーカイブ

rocketman2.jpg
(C) SAHAMONGKOL FILM INTERNATIONAL CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

「デッド・アウェイ バンコク大捜査線」「バトル7」のチャルーム・ウォンピム監督、「七人のマッハ!!!!!!!」のダン・チューポン主演のタイ映画「ロケットマン」をマスコミ試写で見た。

思わず「激オモロ」と言いそうになるほど、オレの琴線に触れまくった映画。「激オモロ」には20%程足らなかったが、それでも楽しませてくれたステキな一本。簡単に言うと「ムエタイ+ロケット VS 妖術使い」という、もう見ないと一生後悔する的な。オレの「激オモロ」は滅多に出ないからネ。

ロケットマン。どういう仕掛けか、縄を引っ張るとロケットが乱発して、それに乗ってシルバーサーファーよろしく飛んで行くんだけど、このロケットって何の脈絡もない代物でなくて、ちゃんと百姓が雨乞いの時に空に打ち上げるアレな。

でだ、オレ的にはワイヤーを使ったムエタイアクションよりも、エフェクトも出ない妖術の方に心奪われたわけだが、例えば人に猿が乗り移って猿拳使うあたり、サモハンの「鬼打鬼」を連想してしまうわな。香港霊幻ファンもニンマリですよ。

あとウェン閣下役のプティポン・シーワットって、オレの中ではタイの松ケンとして認定!

マスコミ試写(死者)でカナダ映画「ゾンビーノ」を観た。原題「FIDO」
http://zombino.jp/

fido.jpg

ゾンビ版「名犬ラッシー」wと評されたゾンビと少年の友情みたいなのを、古き良きアメリカ(カナダ?)な世界観(七三わけでネクタイして、レトロな車が走ってる)で、彩度高めのポップな映像で見せてくれて、このままほのぼの映画で終わるなら寝るなぁ、と思って見てたら、安全装置の首輪が壊れて人を食ってくれました!

と、書いたら如何にも面白そうですが。。。人を食すシーンはちゃんとグロイですが、世界観がほのぼのしてるので、怖くない。コメディだから問題ないんだけど、毒の無い明るい映像で簡単に能天気に人を殺してしまうと、なんつーか笑えないのよ。全体的にシュールなコントを観てるようでした。ゾンビがペットという時点で命の尊さとか無いですから。(この感想は普通に見て、人が死ぬシーンで可愛そうと思い、主人公が危ないシーンではドキドキするという見方をした場合のもの)

って、上辺っ面の感想はそうなんだけど、それを歪んだ現代社会とかに強引に照らし合わせてみるとなんとか見れる。主人公のコドモなんてヒドイもんですよ。「コドモって残酷」ですよ的な。全編をシニカルの対象とすると素敵な映画です。一番冷笑的なのは「ゾンビーノ」って邦題だろうけどな! (この感想は、ゾンビが人を食ったら、そこが笑うトコロ。主人公のガキ早くゾンビ化しろ!という見方をした場合のもの)

なんつうか個人的にあの世界観が気に入らないだけなんだろうなぁ。感想としては「ショーン・オブ・ザ・デッド」の続きが見たいなと思いました。

マスコミ試写で豊川悦司主演「犯人に告ぐ」を観た。@渋谷

彩度の低い映像だったので、昭和劇かなと思ったら2000年の大晦日でした。ちょうどこの頃自分は香港に居たなぁなんて考えながら見てたら、眉毛の濃い、石野卓球みたいな顔の人が出てきたのでこいつは存在感あるなと思ってたら小澤征悦という人だった。

あと石橋凌(以下ARB)がなぁ、なんかアンタッチャブルの山崎のコントか、どーよのデニーロって感じでア・ホーマンスだったな。

観てて連想したのは、「殺人の追憶」かな。スタイリッシュでない、古臭い方の警察劇。でも全然違うかった。にしても、なんか原作の方が面白そうな雰囲気が。なんでだろう。トヨエツの声がちょっと甲高いからかなぁ。でもまぁ黒ラベル飲んでるシーンあったけど、あれが似合うのはトヨエツだけだしな。。。

200708210838_468.jpg

ダン・チューポン主演、チャルーム・ウォンビム監督のタイ映画「ロケットマン」のマスコミ試写状げと

rocketman.jpg


blood.jpg


思いがけずヴァンパイアにさせられた記者が、自分をそんな体にした相手に復しゅうするために立ち上がるアクション・スリラー。ヒロインが無敵のヴァンパイア集団相手に、単身戦いを挑む姿を活写する。自らの運命と戦う女性を『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのルーシー・リューが熱演し、仰天のアクションにも挑戦。本作が遺作となった『SAYURI』などの名優マコや、マリリン・マンソンら個性派の出演たちの名演も見逃せない。

ある日、セイディー(ルーシー・リュー)がカルト集団の記事絡みで取材した少女の死体が路地裏で発見される。彼女はその少女の件で同僚の部屋を訪ねるが、そこにいた見知らぬ男(ジェームズ・ダーシー)に拉致されてしまう。ヴァンパイア集団のアジトである豪邸に連れ込まれた彼女は、彼らの餌食になってしまうが……。(シネマトゥデイ)

ルーシー・リュー主演「ブラッド」を渋谷シアターNで観た。前売り1300円を買ってシアターNに行くと、水曜日1000円というサービスをやっていて行列ができていた。ここで、このまま300円を無駄にして混んだ映画館で見るのも癪なので、日を改めて観た。

寝た。ルーシー・リューのおっぱいじゃ、オレは目覚めないぜ!

DVDで「人体解剖マニュアル2 Lesson1:血液」を見た。

これは外国のテレビ番組なのかな。スタジオに医学生やドナー提供登録者などを座らせて、中央で解剖するというTVショー。初めに84歳の女性検体にメスを入れて胸部を開くあたりは観客もオレも上体を後ろに反らしたぞ。

だが、想像してたよりも検体に弾力があり脂肪の色があざやかでターキーか何かみたいな感触。死体ってもっと血みどろじゃなかったっけ? ホラー映画が得意なのでこういう感想しか出てこない。あとから調べたけど、これってグンター・フォン・ハーゲンス博士が開発したプラスティネーションって技術だった。どうりで素人でも鑑賞に耐えうる代物だったわけだ。

たとえば漫画「医龍」を読んでると心臓の血管を探すシーンが出て来るけど、このDVDでもまさしくそんなシーンがありニンマリさせられた。この検体でも血管探すの手間取ってたのに、オンビートならどんだけ難しい事か!とか医龍かぶれな発言してみました。

あとネタばれになるけど、ピンク色の内蔵の血管に水を流して血を抜くシーンがあって、そうすると内蔵って灰色になるのな。茹でる前のチョリソみたいな。でそれに後から人工の血液を流してブラックライト? みたいなのを当てると血管がきれいに浮き出て見えてステキなのだ。なんつうか人間って良くできてるな。こんな文章読んでる暇あったら見てみてみ。百聞は一見にしかず。

次回Lesson 2;腫瘍/ガンに続く

携帯から写真を上げようとおもったが、
メモリカード内の画像は認識してくれないみたい。

Flickr

www.flickr.com
tigeronbeat's photos More of tigeronbeat's photos

the ninja