日本映画: 2008年3月アーカイブ
(c)2008映画「闇の子供たち」製作委員会
マスコミ試写で「闇の子供たち」を観た。梁石日の原作も読んでるので、こういう現実(本で読んだだけで実際に見てないけど)があるんだよな的記憶を辿りながら観てましたが、映画の方が興味深い結末でした。
ペドファイルって小児性愛者が子供を犯すシーンがるんだけど、ここらへんはちゃんとごまかさずに生々しく描いてるわけ。でペドファイルが子供をビデオに納めようとするんだけど、その時のデジタルビデオがキヤノン。で、主人公側の青年カメラマンが使ってるカメラがニコン。で装飾協力がニコン。これ酷いなと思ったら、ニコンはデジビ作ってないのか。
江口洋介が上半身裸の肉感シーンがあるんだけど、「どついたるねん」の赤井の時もそうだけど、この監督はよく男の肉体を撮りますね。にしても阪本順治映画観なくなって久しい。「新・仁義なき戦い」まで観ててそれ以降は止まってます。今回生阪本順治が見れたので、復習していこうかな、と。
今回宮崎あおいはぴったりな役だと思った。たぶんあんな性格だろう彼女(役者はこうやって勝手なイメージを押し付けられてるんだけどそういう仕事だからして)。江口洋介の口開けたアップが大仁田厚にしか見えず、もっとまともな俳優雇えよ!って上から目線で見てました。で、佐藤浩市が出てきた時いっきに引き締まったな。やっぱうまいわ。
で、この手の現実を思い知らされる系映画を見た後、オレどうすればいいの的な気分になるんだけど、とりあえずペドファイルの人たちがこの世から消えてなくなるようにお祈りします。まあ祈っても何も変わらないけどな。