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前に観た「アート・オブ・デビル」でスパクソーク・チャイモンコン(Supakson Chaimongkol/ศุภักษร ไชยมงคล)の虜になったので、念願の「マッハ!エンジェル」を観た。

上のポスター左から二番目が、スパクソーク・チャイモンコン(Supakson Chaimongkol/ศุภักษร ไชยมงคล)。

真ん中が、ボンコット・コンマライ (Bongkoj Khongmalai/บงกช คงมาลัย)。「ラストウォーリアー」や「トム・ヤム・クン!」や「the EYE3」等でヒロインやってます。「the EYE3」はピーだっけか。日本でもおなじみ級なので、真ん中陣取ってるんでしょう。

右から二番目がゲーサリン・エータワッタクンKessarin Ektawatkul / เกศริน เอกธวัชกุล)。「七人のマッハ!!!!!!!」でテコンドー使いだったニュイな。

両端は三枚目キャラで、いいや。

以上を注目。で、もう映画の感想終わりみたいな、映画。

もうちょっと書くか。「チャーリーズ・エンジェル」みたいなスパイ映画。で、指令を出すのがペットターイ・ウォンカムラオPetchtai Wongkamlao/เพ็ชรทาย วงศ์คำเหลา)。「マッハ!!!!!!!!」や「トム・ヤム・クン!」でトニー・ジャーとコンビだった面白い顔のおっさんな。

一見化けそうなアクションコメディだったのだが、ノリが世界標準に至らないギャグレベルで、せっかくの身体をはったアクションも(スタントマンのアクション共々)ドタバタコメディになりさがってしまった。90年代香港アクションコメディから進化してないです。進化してるといったら、彼女らのたわわなボディだけですから、とあえてオジン臭い文章でまとめてみました。

とは言いつつ、世界標準が全てでないと思ってますし、そんなの期待してたらこんな映画観る訳ないって話しもありますので、続けますと、タイのローカルなノリやセンスを体感できるといいわけで、サイアムスクエアあたりの映画館で、上映前にだらだら起立して、冷房寒ぃなーなんて愚痴りながら、若者がキャッキャッ楽しみながら観るには良い映画なんじゃないでしょうか。

とは言いつつも、ある程度クオリティの高いものを量産してもらわないと、タイ映画が日本で盛り上がらない→儲からない→配給されないという事で、タイ映画ファン的には複雑な気分であります。かつての香港映画ブームというか、ジャッキーブームや、韓流のようなムーブメントを起こすには物足りなすぎる作品ではあります。

DVD特典のミュージックビデオが本編よりも完成度高かったのでそちらだけでも観てほしいと思い、動画サイトを探しまくったがないのな。しょうがない、代わりにボンコット・コンマライのダンスでお茶を濁そう。

以下ポスター集


メガドライブの「CAPTAIN AMERICA AND THE AVENGERS」でアイアンマン使いだったTIGER ON BEATです。さてロバート・ダウニーJr主演「アイアンマン」を観た。激オモロ。簡単に言うと、生身のおっさんがロボコップみたいなスーツを着て悪と戦う、バットマンタイプのヒーロー映画。飛ぶ時のポーズが、キューピーちゃんみたく手を横に手のひらを下に向けて、かわいすぎる。

そのスーツを完成させてアイアンマンになるまでの長さと、最後のバトルまでの距離が絶妙で完璧なバランス。もう何も言う事無い。今年観た中でかなり上位の良作。今日という日を最高に楽しいものにしてくれた。でもな、観る前からわかってた事やけど、前の「スピードレーサー」と同じく、最高峰に面白いハリウッド映画といえども、すぐにオレの脳からつるんと消え去って行くんだろうな。あまり引っかかる部分がないというか。

なんというか、オレが見たい映画ってこのホームタウンじゃやってないのな。いつも新宿のみとかシネマート六本木だけとかで、時間的にそっちまで行けないからスルーとなってるのが多い。で、そういう逃した映画ってDVDになってるのな、と思うとハッとした。オレってビデオレンタル入ってないやん...。と書くと驚く人もいると思うけど、マジです。去年ツタヤディスカスってDVDが送られて来るやつ入ってたんだけど、観たい映画が来ないストレスと、時間なくて観ないで返すストレスの狭間で辞めた。

というわけで、明日ツタヤ入会するぞ! そして家族が寝静まった後、気兼ねせず、純粋に観たい映画だけを見るという、どちらかというと専門分野を極めていく方向でがんがん観て行こうと思う。そいつがオレのやり方。なんかそう思うと、心と身体の疲れがすーっと消えてきたかもだ。もちハリウッド映画もボリウッド映画もガシガシ観るわけやけど、優先度ってものがあるやん。

つまり「アイアンマン」じゃなくて、サリー・イップの「ロボフォース~鉄甲無敵マリア~」の復習しないといけないんじゃないの? とか「TIGER ON THE BEAT」でなくて「TIGER ON BEAT」なのは「老虎出更」のタイトルから来てるって事を忘れてはいけないって事じゃないの? でないとオレがオレじゃなくなる、ってそんな気分にさせてくれた「アイアンマン」だった。

ロバート・ダウニーJrといえばベン・スティラー監督の「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」が気になりまくる。

ベクマンベトフ監督「ウォンテッド」観たぁ。ベクマンベトフってロシア映画「ナイトウォッチ」の。あれ、東京ファンタ2005で、いとうせいこうさん筆頭に、上映できるように署名とかやってたのが懐かしいな。今思えばさ「ナイトウォッチ」って発禁なるほどヤバい映画でもなかったし、あれはなんというか大人の事情で騒いでただけの、ただの宣伝だよね。

で「ウォンテッド」だけど、「ナイトウォッチ」風味のガン=カタ映画だった。もう弾丸で殴り合うって表現がぴったりだったな。ベースが香港カンフー映画の修行だし。モーガン・フリーマンの顔がしわしわすぎて、蝉の腹を見ているようだった。

でなロシア時代の「ナイトウォッチ」で一番オレの琴線に触れたのが、英語字幕自体につけられたモーションタイポだった。この人、文字も映画に取り入れるの巧いんでやんの。今度の「ウォンテッド」でもやってくれよった。キーボードで人の顔を殴ったら、壊れたキーがスローモーションで飛び散って「FUCK YOU」って並びに。で最後の「U」が折れた歯なの。

↓そのシーン

うん、かなり良かった。気分的には、香港時代のジョン・ウーを彷彿させてくれた。もちろん最高峰に進化してるけど。

ハードコアサバイバルムービー「フロンティア」を観た。簡単に言うと「ホステル」みたいな映画。で、思い出したよ! オレ「ホステル2」見逃してるわ。要するに、拷問チックな残虐集団から逃げる映画。

妊婦が主人公なんで安心して見れた。何が安心って、「THE FEAST」じゃない限り、妊婦は死なないから...って「デイ・オブ・ザ・デッド」の時と同じ感想を書こうと思ったら、こっちはやばかった。最後、妊婦はプルプル震えながら尋常じゃない様子だったよ。絶対に妊婦は観ないでね!

なんかもう残虐表現がノリに乗ってて、普通じゃなくて、普通ってのは例えばアキレス腱をはさみで切る時って、切る瞬間にカメラ切り替えて絶叫に繋げたりして患部を映像に映さないじゃない? それが普通でしょ? でもこの「フロンティア」は逆で、初めカメラ引きで、アキレス腱を切る瞬間に、足大写しですよ! チョキンってスクリーンいっぱいに...この悪趣味!

必要以上に心身ともにしんどい時はどうする? そうオレの身体を心地よく癒してくれる映画館だ。できれば好きな俳優が出てる映画がいい。なになに? トヨエツと香川照之が出てる映画? じゃあ「20世紀少年」に決めた、原作知らないけど。

そんなこんなで観た「20世紀少年」は普通に楽しめた。新興宗教と戦うべく40代のおっさん達が集う映画。一番言いたかった事は、エンドロール後の「第二章」に続くって事だろう。もう、観る観る、絶対に観る。

素直に楽しめたのは原作知らないからだろうな。特におマンガが原作となると、必要以上にファンが原作の世界観を語りだし、映画と比較して、壊されたとか笑止なこと言い出すだろ? で、映画はおマンガより端折らざるを得ないから、おマンガ読んでないとわからないのではないか?とか言い出しがちだろ? でもな、映画には映画の文法があってな~、とか考えながら見てました。あー、リラックスできた~。原作? 読まない。

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