マーキュリーマン

2006年/タイ/カラー/106分/

タイ映画「マーキュリーマン」を観た。

ズバッと言わせてもらうと、ヒーローが登場するまでが長い! 「バットマン・ビギンズ」並にどうやってヒーローが誕生したか描きすぎ。もっと端折るのが今風じゃないだろうか。だって、護符のパワーを身につけてから、図書館で研究しだしたり、瞑想したり、まじめに描き過ぎ。

あとスパイダーマン意識しすぎ。消防署の上司の台詞とか、壁の「HI SPIDY」の落書きとか、あざとい。そのくせ顔はSPAWNみたいだしな。あと唐突にヒーローとしての技を見せつけられるんだけど、手から出るエフェクトでバスとか動かしたり、飛んだり。あれって磁力? 事前にそんな説明あったっけ? マーキュリーって水銀? なんかさ、強いのはわかるけど、太陽の護符のパワーが何なのか良くわからないのです。太陽で水銀で磁石?

そのくせ、いきなり敵に弱点を見つけられ、超人パワーが無能になるシーンがあって、何でだと思う? それはマーキュリーマンって、本職は熱血消防士なんだけど、超人パワーが無くても普通に強いワケ。だから、素の人間としてのムエタイアクションの見せ場が欲しかったわけよ。だけど、マーキュリーマンのマスク着て、ムエタイアクションしてるわけだから、スタントマンがアクションしてるんだろ的な視点でしか見れなくて、残念でした。

とか言いつつ、ムエタイアクションはまだまだ新鮮だわ。タイ映画さん、がんばって下さい。

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