「アタックナンバーハーフ」を観た。

予習の為「アタックナンバーハーフ」をDVDで観た。

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思い起こせば2000年、日本で上映されるずっと前に、この映画が香港で大ヒットしたというニュースを飲茶倶楽部で知った。当時日本はまだインド映画ブームで、タイ映画の知名度はかなり低かった頃だ。俺の中でもタイと言えば、タイポップだった。タイの映画は知らないけれど、香港で人気ならば観てみるかと、香港へVCDを買いに行ったのは言うまでもない。

さて香港で大ヒットした要因は、その内容もさることながら声優陣が豪華だったからだ。また役名も香港風にアレンジされていて面白い。

吹き替え監修・陳可辛(ピーター・チャン)。映画監督のピーター・チャンが監修。実は12歳でタイに移住している。後に香港=タイ合作「The eye 」をプロデュースしたのも納得できる。
ジュン(祖兒)…葛民輝(エリック・コット)。祖兒は容祖兒(ジョイ・ヨン)の祖兒か?
チャイ(伊健)…鄭伊健(イーキン・チェン)。伊健ってそのまんまだ。
ウィット(華仔)…馮徳倫(スティーブン・フォン)。華仔とは劉徳華(アンディ・ラウ)の愛称。
ノン(柏芝)…黄偉文(ウォン・ワイマン)。柏芝といえば張柏芝(セシリア・チョン)だろう。
モン(貞子)…谷徳昭(ヴィンセント・コク)。貞子って「リング」の貞子。
ピア(羅蘭)…呉君如(サンドラ・ン)。60年代のグラマー女優・羅蘭からか?
龍哥 …李力持(リー・リクチー)。あの「少林サッカー」の共同監督李力持も参加。この翌年「少林足球」を作る事となる。
ジュンのお父さん…張達明(チョン・ダッミン)。

改めて観てわかった事は、このオカマのバレーボールチーム(サトリーレック)は実在するチームをモデルにしてるのだが、そのチームが揃うまでの、ジュンが一人ずつチームメイトをスカウトする辺りが後の「少林サッカー」に通じるモノがある。スポ根と言いつつ、サトリーレックは初めから結構強い。そしてこのサトリーレックはタイ北部のランパーン県の代表チームである!

ああ何という事だ。俺の中で多くの点と点が、線となって繋がっていった。この映画によって香港映画好きが、タイ映画にまで飛び火した。そして何よりもこのランパーン県とは、俺のカード詐欺事件 の現場ではないか! あんなに何もない寂れた地方都市で、誰が12900バーツも使ったんだよ!

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