「ゾンビーノ」とは

マスコミ試写(死者)でカナダ映画「ゾンビーノ」を観た。原題「FIDO」
http://zombino.jp/

fido.jpg

ゾンビ版「名犬ラッシー」wと評されたゾンビと少年の友情みたいなのを、古き良きアメリカ(カナダ?)な世界観(七三わけでネクタイして、レトロな車が走ってる)で、彩度高めのポップな映像で見せてくれて、このままほのぼの映画で終わるなら寝るなぁ、と思って見てたら、安全装置の首輪が壊れて人を食ってくれました!

と、書いたら如何にも面白そうですが。。。人を食すシーンはちゃんとグロイですが、世界観がほのぼのしてるので、怖くない。コメディだから問題ないんだけど、毒の無い明るい映像で簡単に能天気に人を殺してしまうと、なんつーか笑えないのよ。全体的にシュールなコントを観てるようでした。ゾンビがペットという時点で命の尊さとか無いですから。(この感想は普通に見て、人が死ぬシーンで可愛そうと思い、主人公が危ないシーンではドキドキするという見方をした場合のもの)

って、上辺っ面の感想はそうなんだけど、それを歪んだ現代社会とかに強引に照らし合わせてみるとなんとか見れる。主人公のコドモなんてヒドイもんですよ。「コドモって残酷」ですよ的な。全編をシニカルの対象とすると素敵な映画です。一番冷笑的なのは「ゾンビーノ」って邦題だろうけどな! (この感想は、ゾンビが人を食ったら、そこが笑うトコロ。主人公のガキ早くゾンビ化しろ!という見方をした場合のもの)

なんつうか個人的にあの世界観が気に入らないだけなんだろうなぁ。感想としては「ショーン・オブ・ザ・デッド」の続きが見たいなと思いました。

カテゴリ

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 「ゾンビーノ」とは

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://tig.s252.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/53

Flickr

www.flickr.com
tigeronbeat's photos More of tigeronbeat's photos

the ninja