「サンシャイン2057」とは

 「28日後...」のダニー・ボイル監督が宇宙空間を舞台に描く異色SFサスペンス・アドベンチャー。主演は「28日後...」のキリアン・マーフィ、共演に真田広之。50年後の未来。地球上の全ての生命の源である太陽の活動が終焉を迎えようとしていた。人類に残された最後の望みは、太陽を再生させるための核爆弾を積んだ宇宙船“イカロス2号”。そこには船長のカネダをはじめ、男女8人のエキスパートが乗り込み、命がけのミッションに挑もうとしていた。やがて一行は、7年前に同じミッションに向かったまま消息を絶ったイカロス1号の救難信号を受信するが…。

ダニー・ボイル監督、アレックス・ガーランド脚本の「サンシャイン2057」をDVDで観た。アイルランド出身のキリアン・マーフィの顔はテンション低くていいわ。この映画を観てオレが好きなのはダニー・ボイルのテンションの低い演出だってわかった。且つ娯楽要素を取り入れてるから、一般人的に外れな雰囲気を出してるあたり、そこが素敵だ。この映画普通の人がみたら、しょうもない娯楽映画だろうなw 

でもダニー・ボイルの映画いっぱい観てるけど、好きなのは「ザ・ビーチ」「28日後...」「サンシャイン2057」とアレックス・ガーランドものだったりするあたり、ダニー・ボイルじゃなくてアレックス・ガーランドが好きなんだろうな、オレ。「普通じゃない」なんて大嫌いだし。

イカロス2号の空気が人数分足りなくなった時、乗組員が減れば達成できるというミシェール・ヨーの提案が出たあたり、オレは小説「ザ・ビーチ」の人間の距離感とか思い出してて、これ小説だったら面白いシーンだろうなとか勝手に妄想した。狂ったイカロス1号の船長ピンバッカーなんて、ダフィだったし。あのビーチの狭いコミュニティとイカロス2号の閉ざされた空間ってのがダブりながら観てたんだろうな。

で、そんなイカロスと対照的なのが圧倒的でっかい太陽なんだけど、ティアドロップ型サングラスをかけて全身に浴びるように劇場で見るのが正解だったんだぁこの映画。DVDで見て失敗。これ体感型映画ですよ。

あとオレの琴線に触れたのがあの金ぴかな宇宙服。「満城尽帯黄金甲」ばりなゴージャス感だなと思ってみてたら、目の下の部分に中国語でなんか書いてあった。中国製!? かっこいい。 あれ中で鼻が痒くなってもかけないし、汗が目に入らないようにヘアバンドしてるし。

まとめ。面白くないけど好きな映画。この感覚わかるかな。マンガだと、面白そうだけど絵が嫌いとか、あるだろ。その逆な感じ。

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