アメリカ映画: 2008年9月アーカイブ

ベクマンベトフ監督「ウォンテッド」観たぁ。ベクマンベトフってロシア映画「ナイトウォッチ」の。あれ、東京ファンタ2005で、いとうせいこうさん筆頭に、上映できるように署名とかやってたのが懐かしいな。今思えばさ「ナイトウォッチ」って発禁なるほどヤバい映画でもなかったし、あれはなんというか大人の事情で騒いでただけの、ただの宣伝だよね。

で「ウォンテッド」だけど、「ナイトウォッチ」風味のガン=カタ映画だった。もう弾丸で殴り合うって表現がぴったりだったな。ベースが香港カンフー映画の修行だし。モーガン・フリーマンの顔がしわしわすぎて、蝉の腹を見ているようだった。

でなロシア時代の「ナイトウォッチ」で一番オレの琴線に触れたのが、英語字幕自体につけられたモーションタイポだった。この人、文字も映画に取り入れるの巧いんでやんの。今度の「ウォンテッド」でもやってくれよった。キーボードで人の顔を殴ったら、壊れたキーがスローモーションで飛び散って「FUCK YOU」って並びに。で最後の「U」が折れた歯なの。

↓そのシーン

うん、かなり良かった。気分的には、香港時代のジョン・ウーを彷彿させてくれた。もちろん最高峰に進化してるけど。

ダークナイト」観た。長かった〜。インド映画よりはましか。しょっぱな、銀行のスーツ役にマホーンが出て来て、うわっ、すげー、マホーンだ!ってひとしきり感激。こんな所にいたのか、マホーン! はやく「プリズンブレイク3」観たいけど、今、家ではそんなゆとりはないです。待ってろよ!マホーン。

なんというか、ある意味バットマンってもう過去のもの的な気分になってた、正直なところ。でもなジョーカーとバットマンの戦いだけでまだこれだけ描けるんだなって感心したな。結構バイオレンス気味だけど、日本では年齢制限ないのね? まぁ、ホラー多めに観てると、そこら辺の表現に麻痺してるけど、オレ。でもなレクター博士級に、だんどりの良過ぎる犯行はちょっと映画チックだったけどな。

まぁ、バットマンがこれでまたぶり返せるなら、連れ合いの大好きなスーパーマンも21世紀に復活できるんじゃないの? 個人的にはハル・ベリーちゃんの「キャットウーマン」を面白く復活してください。>DCコミックの偉い人 
あ、「スーパーマン リターンズ」ってあったな、地味ーに。

あと必見だったのは、モーガンフリーマンが香港に到着した時にお迎え役で出た、世界のハメ撮り王ことエディソン・チャンの勇姿だなw 意味が分からない人は、エディソン・チャンで検索。


「デイ・オブ・ザ・デッド」予告

「死霊のえじき」リメイク「デイ・オブ・ザ・デッド」を観た! 走るゾンビに武器持ってるゾンビに知恵のあるゾンビと、何も目新しいところはないが、ヒロインのミーナ・スヴァーリ扮するサラ伍長がめちゃかわいくて、安心して見れた。何が安心って、「THE FEAST」じゃない限り、こんなかわいい主人公死なないって。

映画の内容は、軍のあれで、ゾンビが発生して、襲って、逃げて、反撃して終了、みたいな。典型的なゾンビ映画です。その点でも安心して見れます。「死霊のえじき」みたいに壁から手がいっぱい出てくるような、バカっぽいシーンも無いです。

あと上映前にロメロの「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」の予告やってたけど、こっちの方が内容が濃そうだ。


「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」予告

あとゾンビじゃないけど、「フロンティア」おもしろそうだったな。

ハンコック」観た。スーパーヒーロー的には空飛べて、力強くて、不死身の身体、みたいな。でもそれに釣り合うだけの敵が出てこなくて残念だったけど、しいていうなら、ネタバレさせてもらうと、奥さんとのバトルが一番の見せ場みたいだったので、あぁ、そういう映画なのね、と理解したよ。家族愛的な、なっ!

ただな、破壊シーンはこってて、ぶつかったり、着地したりの破片粉々エフェクトはすごかったな。それに反してプリズンで囚人の頭部を、もう片方の囚人のお尻に入れるというシーンがあってな。その表現がチープすぎて笑えないんだけど、な。まぁ、面白いけどさぁー、これ見てオレが笑えばいいのね? みたいなすごい遠いところから鑑賞してました。

あとな、ウィル・スミスの顔がなキング・オブ・コメディの今野浩喜に見えて仕方が無いな。もう無理、戻れない。みたいな!

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